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【2021年最新】住宅ローンの固定金利と変動金利の違いとは?
このコラムの要点をサクッと解説
- ? ギモン
- 住宅ローンの固定金利と変動金利の違いを、具体的に知りたい!
- A. コタエ
- 固定金利・変動金利それぞれにはメリット・デメリットがある。自分の資金計画に合ったプランはどれなのか、専門家の意見も取り入れながら比較することがおすすめ。
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こんにちは、2Line2スタッフです。
家を購入する際に多くの人が利用する「住宅ローン」。
これには、大きく分けて2つの種類があります。
今回は住宅ローンの種類と、ローンを組む際に気をつけたい金利などについて公認不動産コンサルティングマスターである井口さんに伺いました。
ぜひ早い段階から準備して、余裕のある家づくりに取り組んでください。
住宅ローンは「公的ローン」「民間ローン」の2種類
住宅ローンと言っても、ふたつあるんですよね? ここをまず詳しく教えてください!
住宅ローンは、公的ローンと民間ローンのふたつに分けることができ、それぞれ取り扱い先が異なっています。
さっそく、それぞれの特徴などを見ていきましょう。
公的ローン
自治体などの公的機関による住宅ローンを指し、代表的なものには「財形住宅融資」があります。
勤務先で財形貯蓄を一年以上継続し、残高が50万円以上ある方を対象としています。
財形貯蓄残高の10倍、かつ最高4,000万円までのうち、購入費用の90%を上限として借りることができるものです。
民間ローン
民間ローンは、民間金融機関、ノンバンク、農協、そしてイオン銀行や住信SBIネット銀行といったネット銀行などが取り扱っています。
融資先により、融資事務手数料や保証会社に支払う保証料が異なります。
またインターネット銀行の場合、銀行が司法書士を指定することもあります。
「変動金利」「固定金利」の違いとは?
ところで、金利の種類はご存知ですか?
金利の種類ですか? 変動金利とか、固定金利のことでしょうか?
そうです! ここで一度、しっかりおさらいをしておきましょう。
全期間固定型
全融資期間において金利の変動がないタイプ。
返済額を一定にしたい方に適しています。
いっぽうで変動金利よりも金利が高いため金利差が大きく、総返済額が変動金利型よりも高くなる傾向にあるという点も。
金利が高めでも、予め決まった金利のままでローンを支払いたい方にオススメです。
変動金利型
半年ごとに金利を見直し、都度金利が半年ごとに見直しになるタイプです。
たとえば、2005年~2019年現在に至るまでに、各金融機関における金利優遇後の融資実行金利の変動幅は約1%前後しています。
金利が上下するということよりも、固定金利よりも低い金利でローンが支払えるという点を取りたい方におすすめの支払い方法です。
固定期間選択型
2年、3年、5年、10年などの一定期間、金利が固定されるタイプです。
返済金額が一定になるため、金利が上昇している場合でも低い金利を確保することができる点が特徴。
いっぽうで金利が下落している場合は、変動金利よりも支払いが高くなるというデメリットもあります。
固定期間選択型の場合、固定の期間が終わった後は、金利はどうなるんでしょうか?
固定期間が終了し、とくに手続きを行わない場合は自動的に変動金利になります。
再度固定金利を選択希望する際は、固定金利選択手数料が発生する場合もあるので、必ず確認しましょう。
今後、一定期間は金利上昇するだろうという予測をして、その期間だけ金利を固定し、その後は景気に応じた変動金利でローンを支払いたいといった方におすすめです。
まとめ:金利の違いを知って、自分に合うローンを選ぼう
住宅ローンもですが、金利も種類がありますから、その特徴などを把握して、ご自分のライフプランなどにあわせて選べるようになるといいですよね。
そうですね。不動産仲介会社やファイナンシャルプランナーといった専門家の意見も積極的に取り入れていくことが、よい住宅ローン選びのポイントと言えるでしょう。
ご自身やご家族がどんな家を建てたい、もしくは購入したいのか、その返済をどのように計画していくのか。しっかり考えていく必要がありますね。