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いえを買う 動画解説

【2021年最新】不動産物件情報の見方とは?


このコラムの要点をサクッと解説

? ギモン
不動産購入の重要な検討材料となる「物件情報」。見るときに気をつけるべきポイントってあるんだろうか?
A. コタエ
自分たちの優先順位と、間取りから得られるイメージを持って物件情報を見るとGOOD!また建築条件付き物件などでは「やりたくてもできないこと」があることや、物件情報自体が誇大広告になっていないかにも注意が必要。

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物件情報の見方を動画で解説

こんにちは、2Line2スタッフです。

物件を購入する際、みなさんも「物件情報」をご覧になったことがあるかと思います。

物件情報とは物件に関する全体の要点をまとめた資料(販売図面)であり、これを見るとどんな物件なのかがわかるようになっています。

とはいえ、使われている単語には耳慣れないものも多くあります。
所在地・価格・土地面積などはイメージしやすい単語ですが、取引態様、容積率などはイメージがしにくく、どう捉えていいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、この物件情報を見る際のポイントや、情報の補助の役割となるツールについて、公認不動産コンサルティングマスターである井口さんにお話を伺いました。


求める条件と、物件情報を比較する

物件情報と「優先順位」を照らし合わせる

さっそく、物件情報を見るときのポイントを教えてください。

物件を購入する時の選び方とは?」の記事でも紹介していますが、「物件に求める優先順位が決まっていること」が物件探しの大前提になります。

優先順位が決まっていないと、いろんな項目に目移りしすぎて決まらなくなってしまいます。

家に対する家族の優先順位を明確に

その中でもとくに危険なのが、「当初想定していた予算よりも大幅にオーバーしてしまう」ことです。こうなるとどんな課題が生まれるでしょうか?

金額がオーバーすると、購入時の資金計画を見直さないといけなくなる、などでしょうか。

そのとおりです。「物件に求める優先順位」は、常に意識しておくべきですね。

その上で物件情報を見る際に注目すべき点として、「希望条件が優先順位とどこまで合致しているか」が重要になります。

優先したい項目の例を見てみましょう。

専有部分(自宅内)の設備
床暖房、浴室換気乾燥機、カウンターキッチン、ペット飼育可、ピアノ可、事務所可、バルコニー方位、所在階 など

共用部分の設備
オートロック、エレベーター、宅配ボックス、駐車場空き状況、バイク置き場空きスペース など

家族のライフスタイルなどを考え、必要な項目を洗い出しましょう。


間取り図から家具の配置などを具体的にイメージする

間取り図から家具の配置などの具体的なイメージを持つ

次に確認したいのが間取りです。間取り図から得られる情報は多く、ここから具体的な家具配置のレイアウトイメージを持つことで入居後の暮らしを想像することもできます。

たとえば…?

友人が来たときのために大きなソファなどをおいてリビングを広々と使いたいと考えているとしたら、そのスペースがあるか。

また既存のリビングと洋室の壁を取り払い、間取り変更が可能という物件もあります。
ただしこちらは、業者と一緒に間取り変更可・不可の調査が必要になる点に注意してください。

他には、今の住居からそのまま使用するダイニングテーブル、食器棚、タンスといった家具、冷蔵庫、洗濯機などの家電などは、事前に寸法を測っておくといいですね。

家具の配置イメージ

家具や家電だとイメージがつきやすいですね。

そうなんです。新しい家をどうするのか、想像力を働かせて考えてみてください。


誇大広告になっていないか?宅建業法にも注意

誇大広告になっていないか?宅建業法にも注意

気になっていることがあるんですが、「最高」「格安」などの目を引く言葉がついている物件は信用に足るんでしょうか?

誇大広告ですね。他にも「一流」「値上がり必須」「厳選物件」などの単語がある場合は注意しましょう。消費者(買い手)が実際よりも有利であるかのように誤解をまねく書き方は、宅建業法で禁止されています。

不動産の誇大広告に注意

このような書き方をしている不動産業者は売買取引においても宅建業法を逸脱した内容で契約を促してくるおそれがあります。

なるほど。物件情報の文言や、やり取りの内容にも注意が必要なんですね。


マンション・土地、それぞれの物件情報のポイント

建築条件付き土地

では、マンションの物件情報を見る時の注意点を教えてください。

マンションの場合は、室内リフォーム時期、大規模修繕工事の内容および時期、管理人勤務形態、分譲会社・施工会社・設計会社などに注意しておくとよいでしょう。

マンションの物件情報を見るポイント

物件情報に記載してある内容を確認する方法はあるんですか?

たとえば、インターネットで使用できる「GoogleMap」がありますね。ご自分が確認したい物件などに加え、まわりの建物の状況、日当たり具合などの参考になりますよ。
もちろん最新情報ではない可能性があることもしっかり頭に入れて、常識の範囲内で使用しましょう。

では、更地などといった土地の物件情報を見る場合は…?

土地の場合は、建築条件がついているかどうかですね。これは「土地に物件を建てる場合、どのハウスメーカーにするかをあらかじめ指定しているもの」なんです。

土地の建築条件

建築条件付き土地とは

契約後一定期間内に、土地の売主、あるいは売主が指定する建築会社との間で、建物の建築請負契約を締結することを条件として売買される土地のことです。

建築条件付土地は、購入者が建築した金額に応じて売主に利益が出るため、通常の土地成約相場に比べてやや割安に設定されているケースが多く見られます。

家やメーカーごとの仕様、設計などに凝りたい人がこの建築条件を見逃すと大変なことになりますね…。

はい。自分が物件に何を求めているか、それに対する情報はどれなのか、しっかり確認していかなければなりませんね。


まとめ:正確な情報を得るために、物件情報を上手に活用しよう

物件情報を見るときには、「イメージするチカラ」を活用しよう

新築の場合はモデルルームなどで内装や雰囲気を確認できますが、中古物件、とくにまだ居住されている物件はじっくり内覧できない場合もありますよね。

そうですね。だからこそGoogleMapなどを使うこともありますし、他には同等の広さの物件を見学するというのもいいでしょう。

ツールを使う、実際に見学に行くなどして物件情報が正確なのかを確認し、不安があればすぐに不動産会社に相談していただきたいですね。何らかのアドバイスはかならずお伝えできますから。

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この記事の監修者

井口 忠二

公認不動産
コンサルティングマスター

井口 忠二

Tadaji Inoguchi

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株式会社アスパートナー代表取締役。
福岡県出身。明治大学商学部卒。グロービス経営大学院経営学修士(MBA)修了。
大手不動産会社に入社し、売買仲介営業を経験。東京23区エリア営業トップセールスを2年連続受賞。その後、不動産の売買賃貸仲介・管理・コンサルティングをワンストップで対応する株式会社アスパートナーを経営。売買仲介成約件数700件超。

Licenses and Certifications

宅地建物取引士
ファイナンシャルプランナー
相続士
相続診断士
公認不動産コンサルティングマスター
相続対策専門士
経営学修士MBA
損保トータルプランナー(損害保険最上位資格)
不動産キャリアパーソン