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写真

いえを売る

【プロが解説】不動産(物件・土地)売却成功のための物件写真の撮り方


このコラムの要点をサクッと解説

? ギモン
不動産売却時の物件紹介に使う写真を撮るときのコツってあるの? どんな写真が内覧などの反響につながるの?
A. コタエ
外観は奥行きを持たせる構図、室内は横幅を持たせて広さを感じさせるとGOOD! 整理整頓をして、「自分だったらどんな様子を見たいか」を考えながら撮影しよう。

こんにちは、2Line2スタッフです。

物件を売却する際、売主側が気をつけたいポイントのひとつに、物件の写真があります。

家をさがしている人は、その物件がどんなものなのかをよくよく知りたいもの。

写真が魅力的かどうかで、物件の反響は大きく変わってきます

そこで今回は、魅力的な物件写真の撮り方について、公認不動産コンサルティングマスターの井口さんにお話を伺いました。


物件写真を立体的に撮るコツは「奥行き」

では最初に、外観写真の撮影方法から説明していきましょう。
外観撮影のポイントは、真正面から撮影するのではなく、左側・右側などに撮影位置をずらすことです。

正面のほうがわかりやすいというわけではないんでしょうか?

正面から撮ったものだと、建物の奥行きがわかりにくいんです。斜め(対角)から撮影することで建物が立体的になり、センスの良い写真になるんですよ。

▼外観を正面から撮影した例

外観を正面から撮影した例

▼外観を斜めから撮影した例

外観を斜めから撮影した例

なるほど。天気も気をつけたほうが良いですよね?

もちろん天気は晴れがいいですね。その際にできるだけ青空が映っているようにするとなお良いです。

夕方になると日が傾いてきて明るさが足りなくなったり、色が変わって見えるので、なるべく日中に撮影することをおすすめします。

井口さんはデジカメで撮影されていますよね。スマホでの撮影でもいいんでしょうか?

スマホでも十分な画質があるため、もちろんOKです。ただその際は、広角レンズを使用することをおすすめします。

まずは下の写真を見てみてください。私が広角レンズを使用した写真とそうでない写真を比較したものです。

▼広角無しでの撮影

広角無しでの撮影

▼広角レンズを用いた撮影

広角レンズを用いた撮影

奥行きが全然違いますね! 広角レンズを使用しているほうが、実際に見上げている高さが伝わります。

そうなんです。
建物全体を写したい場合などに非常に活躍してくれるのが広角レンズです。

スマホ専用の広角レンズは3千円前後からあり、とてもお手頃です。

そちらを取り付けて撮影すると写真のレベルがぐっと上がりますよ。

スマホに広角レンズを組みあわせることで、奥行きのある良い写真が手軽に撮れるんですね。

そうです。
写真はただ枚数を増やすことよりも、良い写真を増やすことを意識しましょう。

そうすれば購入検討者の印象がよくなり、反響アップにつながります。


生活動線を意識した写真で、物件イメージふくらませる

では次に、室内での撮影ですね。

その前に通るところを忘れていませんか?

その前……? あ、もしかして、玄関とかでしょうか?

そうです。
加えて、とくにマンションならば宅配ボックスやオートロックなど、セキュリティ面でアピールできる要素があれば撮影しておきたいですね。

他にもエレベーターなどを使っていれば撮影したいですね。自分が普段どのようなルートで部屋に向かっているのかを意識すると良いかもしれません。

▼セキュリティの例

セキュリティ面も写真でアピール

▼エレベーターの写真例

エレベーターの写真も物件の魅力につながる

なるほど、そうすると実際の生活環境をイメージしてもらいやすいんですね。

はい。
駐車場や駐輪場なども欠かせないですね。

他にも共用のロビーなどがあれば撮影すると良いかと思います。

建物の入り口、そして部屋に入る玄関は、物件の顔のようなものです。共用部分とはいえ、明るく、広く撮ることを心がけましょう。

▼マンションエントランスの撮影例

マンションのエントランスで物件の魅力をアピール

では次に、これらと室内、両方に共通するポイントをご説明しましょう。


物件の屋内写真は「明るさ」「広さ」「整理整頓」がポイント

これは屋外も同様でしたが、室内撮影でも気をつけたいのが明るさです。

やはり暗いだけで、マイナスの方面に印象づいてしまいます。

屋外撮影と同じく、昼間の明るい時間帯に撮影すると自然な明るさが出て、印象もアップします

天気が悪く、どうしても難しいといった場合は、撮影後に写真を加工するという対応でも良いでしょう。

▼暗い写真の例

暗い写真の例

▼明るい写真の例

明るい写真の例

確かに、薄暗い印象の部屋には、あまり住みたいとは思えませんもんね。

そうですね。
「明るい写真の例」のように、照明まで入れるとさらに明るさ・部屋の高さも感じられて良いのではないかと思います。

次は、整理整頓です。

室内で撮影するのはおもにリビング、ダイニング、キッチン、浴室、トイレといった生活に一番近い部分。

ここにごちゃっとした荷物などがあると、閲覧した人の印象はガクッと落ちてしまいますよね。

大きな荷物は収納し、すっきりとした印象をもってもらうことが大切です。

好感を持てない部屋に住みたいと思う人はなかなかいないでしょう。

また、荷物が片付いていることで、室内が広く見えるというメリットもあります。

▼すっきりと片付いた室内写真の例

すっきりと片付いた室内写真

確かに、部屋が片付いていないと、自分が住む時の想像もしづらいですね。外観では奥行きを大切にとおっしゃっていましたが、これは室内でも同じでしょうか?

もちろんです。
部屋を正面から撮っても、距離感もわからないし、詰まった印象を受けます。

外観と同じように斜め、つまり部屋の対角から撮影すると、上に天井、下に床があり、構図としてもきれいなものが撮影できますよ。

こういう写真であれば、検討者さんも自分が部屋をどのように使用するか、イメージしやすいでしょう。

▼室内を斜めから撮影した例

室内も斜めから撮影するとGood

とはいえ、もともとそんなに広くないトイレや浴室を広く撮影するのは難しくないでしょうか?

確かに、カメラと被写体との距離が近い分、狭く見えてしまいがちです。

しかしここでも広角レンズが活躍します。広角レンズを使用すると、実際の広さに近しい印象で撮影することできます

なるほど! 確かに部屋の中はスペースが限られているので、広角レンズが役に立ちそうですね。

購入を考えている人は、家具などのレイアウトを検討しながら物件探しをしています。

部屋の隅から対角線の方向に向かってなど、様々な角度から室内を撮影することをおすすめします。

また、狭いからついカメラを縦にしがちですが、写真は横にしたほうが広さが伝わります

さらに照明部分も写すと、全体が明るく見え、印象がよくなりますよ。例として、この浴室の写真を見てみてください。

※上下は同じ浴室

(悪い例)

暗い浴室写真(悪い例)

(良い例)

明るい浴室写真(良い例)

光があるだけで、まったく印象が変わりますね!

自然光が入らない場所でも、照明などを活用すれば印象は変えられるんです。

これはトイレなども同様です。トイレはとくに、明るく、清潔なイメージになるよう、整理整頓を含めて気をつけておきたいですね。

また、バリアフリー用の手すりなどがあるならば、こちらもぜひ画角に入るように撮影するといいですね。

▼バリアフリーのあるトイレの写真例

バリアフリーなども積極的にアピール


ディテールが伝わる写真で、売却成功率アップへ

では今度は、部屋の中でも更に細かい部分を見ていきましょう。

たとえばキッチンならば、全体とコンロまわり、シンクまわりの3箇所に分けて撮影するのがおすすめです。

というのも、とくに女性にはキッチンは関心の高い部分。

きれいに撮影することはもちろん、使い勝手の部分でも訴求したい箇所です。

食器洗浄機や収納が充実しているなら、大きなアピールポイントになります。

▼キッチンの写真例

キッチンは女性への訴求が高いポイント!

最近よくあるアイランドキッチンや、タッチレスの自動水栓などもアピールできますよね。

そうです。
お風呂であれば、追焚き機能の部分や、浴室乾燥機浴室暖房機洗濯機置場などもといった水回りも、生活していく上で大切なポイントです。

また、バルコニーがある場合はそこからの眺望なども撮影すると良いですね。

洗濯物を干す方もいらっしゃいますし、マンションならば階数を検討材料にしている方も多いでしょう。

となると、収納も重要ですね。

おっしゃる通りです。
収納を気にする方も多いため、できる限りトランクルームなどといった収納スペースも撮影できると良いですね。

撮影する際には、先ほど言ったように整理整頓には気をつけておきましょう。

▼収納の写真例

収納スペースも極力、物がない状態で撮影しましょう


不動産物件の写真は「お客様視点」で撮る

お話を聞いてみて、自分が部屋を探す時に何を見たいかという点を考えるといいのだなということがわかりました。

そうです。
整理整頓をする、明るさに気をつける、さまざまな角度から細部を紹介するといったことは、ご自分にあてはめてみると考えやすいかもしれません。

広角レンズは、その補助ですね。物件の広さや姿を、もっと魅力的に伝えるための技術的な部分は、便利なツールを活用することでまかなえます。

自分だったら物件のどういうところを見たいだろう?
そう考えながら写真を撮ると、物件を魅力的に伝えられる写真が撮れると思いますよ。

たくさん教えてもらってありがとうございます。さっそく実践してみますね!

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この記事の監修者

井口 忠二

公認不動産
コンサルティングマスター

井口 忠二

Tadaji Inoguchi

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株式会社アスパートナー代表取締役。
福岡県出身。明治大学商学部卒。グロービス経営大学院経営学修士(MBA)修了。
大手不動産会社に入社し、売買仲介営業を経験。東京23区エリア営業トップセールスを2年連続受賞。その後、不動産の売買賃貸仲介・管理・コンサルティングをワンストップで対応する株式会社アスパートナーを経営。売買仲介成約件数600件超。

Licenses and Certifications

宅地建物取引士
ファイナンシャルプランナー
相続士
相続診断士
公認不動産コンサルティングマスター
相続対策専門士
経営学修士MBA
損保トータルプランナー(損害保険最上位資格)
不動産キャリアパーソン